2004 TOKACHI 24h DAY3 | ||||||||||||
レース開始! |
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やっとレースらしくなってきた土曜です。土曜からレースだと、なんかすごく早いような気がするけど、レースが始まってからはアホみたいに長いからバランスが取れるのかも。 去年はVTECSPORTS読者のみんながいっぱい来てくれてさ。無名のチームで、S耐デビュー戦なのにピットウオークで声をかけてもらったので、今年は期待してました(笑)。 |
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やっぱり北海道は熱いぜ!! 今年はホントに暑かったけど。 レースのあんまりない北海道のファンは、この24時間を遊び倒してやるぞ〜! という気合がバリバリです。 去年サインしてあげた帽子を今年も持ってきてくれた人はいたし、最初からオレ目当てで来る人もけっこう多くて、サインいっぱい書いちゃった。 面白かったのは写真2段目右側の子でさ。「サインちょーだい」と来たのはいいんだけど、柘植さんの「コイツ(オレのことね)誰だか知ってる?」の質問に思いっきり「知らん!」とか言われちゃった(笑)。 名前も知らないけど何となくサインをもらおう、と思われた時点でオレの勝利! 子供は正直だから人を見分けるからね。「知らん!」には大爆笑だったけど(笑)。 ピットウオークっていうとみんなキャンギャルだから敢えて載せません。 ピットウオークが終わったらすぐコースインでグリッドにつきます。 |
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24時間だけあってスタート直前でもあまりピリピリした雰囲気はありません。 24時間もあると何よりも自分との闘いだかんね。 予選がないので、グリッドはシリーズポイント順です。 クムホ・エクスタS2000の作戦はツヨシさん⇒クラゴン⇒WADA−Qさんのローテーション。クラス4は燃費がいいので、1スティント2時間オーバーの長丁場です。 1周3.4キロくらいで約1リッター消費だったから、つまりS2000のサーキット燃費はリッター3.4キロ(笑)。100リッタータンクだと100周、理論上は2時間半も走っちゃう計算です。 タイヤのライフや24時間を効率よく分けることを考えると、2時間10分、80周くらいが1スティントでした。 |
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スタート直後はご覧の通り砂かけジジイが出るほどの超スプリント。 24時間だから最初だけがんばってもしょうがないんだけど、目の前に敵がいれば追いかけるのが人情ってもんだ! そんな中でツヨシさんはあくまでも自分のペース。最初は10位あたりを走行し、集団がバラけると同時に着実に順位を上げていきます。 この第1スティントで自分をおさえられるかどうかが、ラスト1時間のトラブルから逃げられるかどうか。 さすがデイトナ24時間レースにも出ている経験豊富なドライバーです。予定の2時間を終えるころには5位にまで浮上。 クラス4の1位はスプーンS2000、2位はベルノ東海ムーヴインテ。他のチームは1分34〜5秒なのに、この2チームは1分31秒台というエライペースでぶっ飛ばしてるけど、最後までもつのかね。 チャンピオン争いもあるから引くに引けない両チームです。 |
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第2ドライバーはオレ。夕方5時〜7時過ぎの薄暮攻撃です。 チームに認められる仕事をするっていう緊張感はあるんだけど、ただ単にタイムを出すわけでもなく、前にいるクルマを抜くわけでもなく、いつものことだけど、24時間レースは妙な感覚だなあ。 |
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ピットアウト直後に1分32秒台をにゅるんと出して、その後は33〜34秒台でネリネリと順位を上げていきます。 クルマは至って絶好調。何のトラブルもなく、オレのスティント開始から40分くらいで4位をブッチの3位に上がりました。4位以下とは毎周1秒以上のマージンを作りながら走っていると……! ベルノ東海ムーヴ号発見!そのときチームから無線が。 「前のベルノ東海は同一ラップじゃないから無理して抜かなくてもいいからね〜」 「了解。無理しないで抜きます」 抜く以外に選択肢なし! これがオトコ! |
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そしてその周にオーヴァーテイク! しかもオーヴァーテイクしながら1分33秒2! 普通に走ってたらどう考えても32秒台でオーバーペース(笑)。やっぱり引っ張られるとペースアップしちゃうんだ。 よし、これで2周遅れから1周遅れにもどしたぜ(笑)! ここでちょっと走りを解説しませう。 下の写真は十勝のコースで最もタイトな左ヘアピン。24時間だから3速で走るけど、速度域は2速のコーナーです。どこにでもある普通のヘアピンかな。 |
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ちょっとわかりにくいんで良く観てください。J’sRacing号、ベルノ東海号と比べて、ステアリングをじぇんじぇん切ってないでしょ。 ちょっと前に話題になったゼロカウンターってやつね。 じゃあどうやって旋回しているかっていうと、アクセル旋回=アクセルでリアの滑りをコントロールして旋回してるんですね〜。コレを使えるようになれば、ステアリングを切らない=走行抵抗がない、アクセルで旋回できる=早くアクセルオンできるわけで、どう考えても速いわけです。 リアステアともいうそうな。 もちろんリアを滑らせているからといってただのドリフトじゃありませんぜ。 これが究極のグリップ走行ってヤツです。 詳しくはクラゴン部屋で(爆)。 と、ここまでは不気味なほどに順調だったわけですが… |
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DAY3−part2⇔ | ||||||||||||
⇔DAY2 |