2004 TOKACHI 24h DAY 3-2

バースト

夜はカッコエエの〜!


64周目。ピットインまで20周を切ったところで、ボチボチ夜時間です。
昼から夜に変わっていくのがまた趣深くていいんですよ。

だけどオレのレースがそんなに順調にいくわけがないんだ(笑)。

セカンドストレート、4速全開で何やら
ブルブル振動が!!

とりあえず全開で走りながら原因を考える。可能性があるのは駆動系、タイヤカスを拾った、ハブ、あとはなんだったかのう。

なんかヤバそうだから、とりあえず減速するべし!

ブレーペダルに触った瞬間
4速直ドリ!

うおーどーなっとるんじゃー! と、慌てながらなんとかマシンをコントロール。真っ直ぐ走んないし、右コーナーはオーバーステアだし、タイヤがとれたのかと思った。

余裕だったピットも大慌て。

オレとしては「左リアがおかしい」と無線で伝えたはずなのに、ピットでは把握してなかったみたい。交互通信の無線で同時にしゃべってたのかもね。


ビード落ちてます。 みんなでオトコになったタイヤを包囲

ピットに戻ってみると左のリアタイヤがオトコに!

いちおうサスをチェックしてタイヤ交換。同時にWADA−Q選手に交代しました。

クラス1のポルシェもかなりバーストしてたから、タイヤの種類や特性によってバーストしやすい状況だったのかも。クラッシュした破片を踏んだ可能性もあるけど。

いんや〜ビックリしたよ!

4速全開時速200kmで3輪走行になっちゃったんだから。よくクラッシュしなかったもんです。クラッシュどころかコースアウトもしなかったけどな。

記念すべき初バーストでした(笑)。

F1だってバーストするんだから、いちいち気にしてらんねーぜ!

コースアウトもせずにピットに帰ってこれたんで、ロスタイムはなんとか最小限。自分で作ったマージンを使い切った程度で済みました(爆)。


夜だぜ〜!

交代したWADA−Q選手はハイペースで追い上げてすぐに3位に復帰。




レース開始から5時間23分、WADA−Q選手に交代してから1時間半。

セーフティーカー(以下SCね)が入ったため、ピットイン。タイヤ交換、ガス補給をしてそのままコースイン。

オトコの連続2スティントです。




レース開始から7時間47分。

2スティントを終えたWADA−Q選手から、ツヨシさんに交代。これで1ローテーションです。

交代後1時間51分でSCが入り、ツヨシさんも連続2スティントでした。

一気に4時間も走るなんてプロはすげーなあ、ってオレもか(笑)。



十勝といえば夜。

例年では夜にリタイヤ車両満載になるのに、12時間経過して止まっているのはわずか3チーム。それも失格が1チームだけで、あとは修理中だからリタイヤゼロ!

SPOONさんちもベルノ東海ムーヴさんちも同一周回のバトルをこの12時間続けてるし、今年の十勝は一味違うぜ!




DAY4−part1
DAY3−part1