Day2    トラブルは続くよどこまでも



金曜にピストン兄貴が合流。インテ関東の上位ランカーだけあって、SUGOよりもかなりリラックスムードです。

そのピス兄は夕方にJ−WAVEの収録があったので、午前はピス兄、午後はオレで交代で走りました。

ピス兄のセッティングにドライビングを合わせるのに、ちょっと時間がかかっちゃったんだけど、ラスト1時間を連続走行(1回も降ろしてもらえなかった)して、SUGOでダメ出しを食らったレースシミュレーションを徹底的にやらせてもらいました。


  


其壱 ジャッキダウンした瞬間にエンジンスタート
其弐 ホイールスピンさせて全開発進
其参 アウトラップ全開
其四 タイムアタック
其伍 インラップ全開
其六 ピットロード全開


要するに
いつでもどこでも全開ってことですな

アウトラップ(ピットから出た周)もインラップ(ピットに入る周)も全開! もちろんタイヤウォーマーなんかないからツルツルだよ。

ツライときにこそ攻めて5秒のリードをひねり出す。
4時間のレースでたった5秒。これがS耐だ!

そーいえば
ミッキー・サイモンも「艦載機乗りは甲板を離れた瞬間にドッグファイト出来るんだぜ!」って言ってたっけ。

それイタダキ。

SUGOでは何にもわからない状態で決勝になっちゃったんで、このスパルタシミュレーションで大幅に経験値があがりました。メタルスライム。


                整備中 タイヤサイズはノーマルの16インチ。インテは17なんだよね〜
       オレの大好きな鬼キャンだぜ!          糸を張ってアライメント計測中



さて、タイムはどうだったかといふと、
ぜんぜんダメ。あははのは。オレは新品タイヤ使ってないんだけど、トップのレッドラインから3秒落ち。新品タイヤにしてもあと1秒アップだから、勝ち目なしってヤツです。

どうやらもてぎはインテにバッチリ合ったコースらしくて、S2000を使うチームはみんな首をひねりっぱなしでした。原因はたぶんウエイト。もともとインテはクロスミッション&エンジントルクで直線番長なのに、S2000は今年100kgも重くされちゃったんですわ。

2座席の特認車両だから仕方ないんだけどね。(注:レギュレーション上は2座席のクルマはS耐に参加できないことになってます。)

最低重量は
インテが940kgS2000が1150kg。2リッターNAで200kgも重きゃ手も足も出ない。だけどSUGOは速かったし、チャンピオンを獲ったのも筒井さんちのACIDS2000。それだけS2000が速いってことかな。


それにしても
3秒だからねえ。

「2戦連続ポールはどうですか!」
「じぇんじぇんダメッスよ。ほえっほえっほえっ」

という会話を何度したことか。


                          夜遅くまでメンテするのはみんな同じ。


予選はもうポールポジション獲ったから、今回の課題は決勝での速さと安定感。
安定感はコ−スアウトしないなんてことじゃなくて、抜いても抜かれてもタイムを安定させること。

そっちは
極めて順調に消化しつつありました。


人間は調子良くなったんだけど、マシンの機嫌がちょっと悪い。荷物が重すぎるんでしょうか。

電気系がOKになったと思ったら、今度は燃料系にトラブルが。
奥のヘアピン立ち上がりで星野にオカマ掘られるところでした。

けっこう走ってるマシンらしいんで、しょうがないと言えばしょうがないのかもね。

別に決勝でトラブルが出なきゃいいんだけど、決勝では
もっとスゴイのが待ってました。



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