ツインリンクもてぎが誇るアクティブ・セーフティ・トレーニングパーク(ASTP)を使用する稽古です。スポーツドライビングとは一見関係なさそうな安全運転施設のASTPですが、高い安全性を活かして、普通のサーキットなら一発アウトの挙動を安全に体感して学習することができます。
写真をご覧いただいてわかるように、ウエット路でそれも低μ路です。だからタイヤもブレーキもほとんど減りません。クルマと同時にお財布にもとってもやさしい稽古です。
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ASTP2018の指南
アンダーステア=ハンドルを切ってもクルマが曲がらない、ということです。
以上。
以上ではないか(笑)。いや現象としては以上でいいのか。コーナー来た、ハンドル切った、あれー曲がらない! でコースアウトとか(笑)。
サーキットをよく走る人なら一度は身に覚えがあるでしょう。
普通のクルマは限界付近でスピンしにくいように、アンダーステアにセットアップされていることもあって、たぶん一番最初の失敗経験は、アンダーステアなのではないかと思います。ある意味身近な挙動でもあります。
そのぶん初心者にありがちな失敗という受け取られ方をされているような部分もありそうですが、クラゴン部屋では違います。
それはアンダーステアはクルマの限界だからです。
それも最もわかりやすいクルマの限界です。アンダーステアをただの失敗ととらえるのではなく、マイカーの限界判定基準にすることです。
ハンドルをゆっくりと切り込んでいって、最初はクルマが反応する→まだ反応する→おっとここでアンダーステア! となった瞬間が、マイカーの限界なんですよ。わかりやすいべ。
親方も実はアンダーステアを出しています。なぜなら一度はそこまで行かないと、限界がわからないから。ただそのアンダーステアの量が少なくて、しかもだいたい一度でわかってしまうので、最初から限界がわかっているように見えるだけです。
なので、アンダーステアはとても需要なお知らせfromマイカーであるのと同時に、たぶんみなさんが最も体感しやすいステアリングインフォメーションでもあります。
そんなアンダーステアを、ツインリンクもてぎASTPのツルツル路面で、低速&安全に鍛錬できるのが、アンダーステア攻略初級です。サーキット用のタイヤ、ブレーキパッドは不要。ヘルメットも不要です。家族のファミリーカーでも本格的なアンダーステア鍛錬ができます。
サーキットで実践的に役立てたい方はもちろん、一度アンダーステアを体験してみたい、雪道ドライビングを安全にしたい。ストイックなドライビング鍛錬から、スポーツ走行超入門まで、レベルに関係なくご参加いただけます。
年に1回、今年は今回のみの開催ですので、興味のある方はお見逃しなく!
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ウオーターバリア避け
当日の稽古内容は、低μ路での直線ブレーキ→ウオーターバリア回避と、5種類の変化する路面で構成されたスリパリーコース走行の2種類です。
ウオーターバリア避けは右の写真にカーソルを合わせてみてください。直進で低μ路に進入すると水が出てきます。その水を障害物に見立てて回避するという鍛錬です。
ツルツル路面にブレーキング+ステアリングですから、とってもアンダーステアが出やすいです。ふふふ。
速度、ステアリング、ブレーキ操作の連携がキモで、ABS装着車なら回避できるというわけではありません。
※ウオーターバリア整備中のときはパイロン回避です。 |
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車学入門車座
日本のレースではとかく練習量が重要視されます。確かに走ることは大切ですが、走るだけで上手くなるなら誰でもプロになれます。無理なチャレンジはお金がかかって効率が悪いだけでなく、危険な目にも遭うかもしれません。ドライビングとは、足で走れば時速30kmも出ない人間が、1トン以上の物体を高速でコントロールするという、とってもインテリジェントなスポーツです。この機会に「考えて乗る」を身に着けてみましょう。
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暫定時間割り |
暫定稽古内容 |
10:00 |
ASTP内で集合、教室で受付開始 |
10:30〜11:20 |
稽古前説明&車学入門車座 アンダーステアとスリップアングル
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11:30〜12:30 |
アンダーステア体験(ブレーキ&障害物回避) |
12:30〜14:00 |
昼休み |
14:00〜15:00 |
アンダーステア攻略実践(スリパリーコース走行) |
15:00〜16:00 |
アンダーステア攻略実践(スリパリーコース走行) |
16:30 |
稽古終了 解散 |
集合時間はクラゴン部屋トップページにアップします。この時間割は暫定版です。
当日の天候、スケジュールにより、予告なく変更する場合があります。 |
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コースの詳細はツインリンクもてぎのホームページでご確認ください。
※エントリー、お問い合わせはクラゴン部屋で受け付けています。ツインリンクもてぎへのお問い合わせはご遠慮ください。
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