DAY7ーPART4 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
彫心鏤骨 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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The 33th ADAC Zurich 24h Rennen Nurbuegring A1クラス正式結果です。 |
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クラス10台中完走は6台。「完走すれば入賞(たぶん)」という予想は完璧にその通りでした。すげーなオレ。自分が4位まで上がったことだけが予想外でした(笑)。 予選で1分遅いマシンでよくここまで上がったもんだ! これが24時間レース! そしてこれがニュル! ビデオやゲームのバーチャルの世界では絶対にわからない、ニュルブルクリンクの姿です。 奇しくも明け方トラブルでリタイヤしたFALKEN GTーRを1周上回る周回数でした。 総合優勝を狙ってるチームでもヴィッツに負けちゃうのがニュルのレースです。 さあ表彰式だぜ! |
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まあ見てくださいよ、この表彰式。会場をドカーンと作って、出たほぼ全チームが集まってお祭り騒ぎ! 暫定表彰で終わりの日本のレースとは全く違います。レースの中でもニュル24時間が特別なのかもしれません。 コース上ではいろいろあっても忘れてみんなで飲んだり食ったり(笑)。 各クラス上位3チームが呼ばれて(クラスの数が多いからすごーく長い)、トロフィーをもらいます。あとひとつだったけど、まあ今年はこのへんでカンベンしてやる! また来いってことですな。 撤収作業で出遅れたオレたちをテーブルに呼んでくれたのが、同じピットでシビックを走らせていたFLEPER MOTORSPORTS。 「そんなところで何やってるんだよ、カンパ〜イ!」「オマエらも入賞したのか、カンパ〜イ!」「日本から来てよくがんばったな、カンパ〜イ!」とりあえず乾杯! |
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右から岸本さん、藤岡さん、テッツァ組の山下さん、そしてオレ。レースが終わってからこんな表彰式(しかも全チーム参加!)なんて、すごいを通り越してショック受けるなあ。日本のレースはやってる人だけが面白い遊び。こっちのレースはちゃんとしたステータスのあるイベントです。 残念ながらヴィッツ組はまた今度(?)の表彰式ですが、Å2クラス優勝のD−Rights Racing with TOYO TIRESを忘れるわけにはいかんでしょう! |
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クラゴンがとってもお世話になっているニューズ出版さんのレブスピード誌で「プロジェクトN」というニュル参戦の連載をしてたの覚えてるかなあ。知ってる人ばっかりだったんでとっても嬉しいんだけど、知ってる人だからとっても悔しい表彰式でした(笑)。 スイフトスポーツでサーキットを走るところからはじまって、FIA仕様に改造してニュルへ挑戦! そんな壮大な計画のゴールが優勝、しかも市販ラジアルで優勝なんて、すばらしい結果です。 さらに、職業ドライバーは一番左のニキ・シェレさんと大井さんだけで、右のサトウ編集長とデカトー(でかい加藤)さんは本業を別に持つハイアマチュア! 資金繰りも時間を作るのも大変だったはずだけど、情熱があればここまで来られる! アマチュアの頂点を極めたふたりです。 そして忘れちゃいけないのがヴィッツ組でご一緒したこのふたり! 岸本さんと藤岡さんもアマチュアながら、一度もクラッシュなしの見事なドライビングでした。 確かにレースに関してはオレがチームをひっぱる立場でしたが、M氏の不備に次ぐ不備をカバーしながら、完璧にオレの指南どおり走れたというのは、おふたりのドライビングに対する意識の高さ! 才能や経験を超える能力ってあるんですよ。 勝負はラスト3時間の意味をちゃんとわかって、自分の仕事をしっかりしてくれました。今回の入賞は岸本さんと藤岡さんのおかげといっても過言ではありません。100点満点のハナマルをあげましょう! 24時間レースは十勝で何回もやってるけど、今まで無傷でゴールまで行ったことは一度もありません。それがニュルで無傷(笑)。人生って不思議だな〜。スペアパーツが何もないから、バンパーでも落とした日にゃ途中で拾って来ないとピットインもできなかったけど。 |
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表彰式のあとはバイキング形式で食事会。もうタメイキしか出ません。 片付けの続きもあるんで、メシもソコソコにガッツリ食ってピットへGO! 寝袋とかを持って帰るアレなんで、かさばるものは全部現地の人にプレゼントしてきました。 |
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チェッカーのときは晴れ。片付けの最中は雹。表彰式はくもり。そして最後にまた晴れ。 ニュルの天気は最後まで極東の地から訪れたオトコたちを翻弄してくれました。 以上でニュルブルクリンク24時間レースの公式スケジュールは全て終了! カート時代から数えれば150回くらいよーいどんをやってるけど、これまでのレースの中で一番困難で、一番メチャクチャで、一番がんばって、一番楽しいレースでした。 この経験を心に彫り、骨に刻んで。 また来るぜい! |
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DAY8⇔ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||