DAY7ーPART3
雨過天晴


1周全てのギャラリーコーナーに手を振って、13時28分ピットイン。

エースドライバーとしての仕事を全て終えました。

このスティントでシトロエンのリタイヤに乗じてクラス4位に浮上!
 タイヤがねえからはじまったレースが、7日の22時間を過ぎて表彰台が目の前に!

24時間レースはこうやるのだよドイツ人諸君!


24時間最後のスティントに備えて、岸本さんにアドバイスするオレと、右フロントをのぞきこむT橋さん。

ここまで来ると、あと1時間半だったら大丈夫な気もするし、でもこの1時間半が一番怖いし、自信と不安が半々です。


オールドコースの1コーナーです。

左の煙は火事じゃなくてニュル名物の
バーベキュー煙です。観客席からだったらまだしも、アデナウの森のど真ん中のフラッグポストから煙が出てたときは倒れそうになったけど(笑)。

コースマーシャルだって長丁場だから、
くらいは食わせてあげましょう。

ラスト1時間を切るとステッカーチューンならぬガムテープチューンを加えたマシンがいっぱいです(笑)。

同じピットだったフレパーモータースポーツのシビック
スーテクのインプ! ハイブリッドのハリアー
スイフトの大井さん 堂々のクラス1位走行中!

トップを行くワークスBMWがフォーメーション体制に入ったところでラスト30分!

一度ピットに入れて、ゴールへ向けての最終チェックとお色直しです。後ろは7周後ろのミニクーパーだから、あとはゴールまで行けば4位入賞! この際1周でも周回数を少なくしたいし、ここまで機嫌を損ねずノートラブルで走ってくれたヴィッツ君なんだから、最後くらい磨いてあげないとね。

残念ながらリタイヤに終わったアルテッツァのドライバーのみなさんから、観戦に来ていただいたスポンサーさんまで、みんなで磨いてくれました。申し訳ないことにオレはビデオ撮ってましたが(笑)。

心なしか、まわりのチームの人までニコニコです。


ラスト1周、チェッカーを受けるために出撃!


あとは頼んだ!


ラスト10分。もうピットはエライコッチャです。このお祭り騒ぎを動画で伝えられないのが残念! スポンサーになっていただいたみなさんは、特典画像をお楽しみください。


そんな喧騒をよそに…


タイミングモニターを見つめるT橋さん。

ゴールラインを通るまでは何がどうなるかわかりません。オトコの背中を見よ!



2005年 5月8日 15:00時 チェッカーフラッグ。

ワンツーフォーメーションのワークスBMW ミニもがんばって完走!
シトロエンかな 基本は旗
ドイツにもハコ乗りはあるんですね〜(笑)。 NSXも完走! トレーシーのマシンの方がカッコイイな(笑)。





大井さん率いるD−Rights Racing with TOYO TIRESは見事クラス優勝!


チェッカーが出ても、ゴールするまでがレース。

ウチのヴィッツはどこだ!

T橋さん「岸本さん、今どこですか〜……………東コースのストレートだって」
クラゴン「東コースってどこでしたっけ???」
武ちゃん「さあ???」
全員「???」

みんな寝てないからこんなもんだ(笑)!


来たー!


92周 24時間00分54秒196
総合120位 A1クラス 4位

エントリー230チーム中97チームがリタイヤ。完走率わずか57%の死闘でした。


オレたちはやったぞー!


DAY7−PART4