Day 4 Endurance
午前4時、第2スティントです。たぶん4時です。もうあまり記憶がありません。
ル・マンのビデオで予習したところによると、トラブルが出るのは夜明けと相場が決まってるので、ちょっとドキドキしながらスタート。
交代直前、右手に無線のコードを持ってます
でかいケツ
ベルトが締まらん(笑)
ありゃ、クルマ元気じゃん。
ミッションがちょっと入りにくいけど、シンクロも鳴かないし、エンジンなんかパッキョーンと回るし、ブレーキもまだペダルが沈んでないし、もう12時間以上走ってるはずなんだけどな。
なので第1スティントより1秒くらいペースを上げて、1分34秒後半〜35秒中盤で走行。
ここまでで大きなトラブルがあったのはRedLine号インテ(接触)とKUMHOS2000(ミッション)、誰もエンジンとかドカーンと壊れないんですけど。
壊れてくれないと、金曜から耐久走行している意味がなくなってしまふ。
朝の十勝は寒い! 涼しいじゃなくて寒い! 寒いとは聞いてたけど、予想以上に寒い!
レーシングスーツの下に着る対火ウエアがただのモモヒキ気分だったもん。
夜明けのストレート。
このガラガラのスタンドがゴールに向けて埋まって行くのがまたイイんです。
スタートからずっと曇りだった空から雨がポツポツ…。
降ったり止んだりを繰り返したあとにザザーっと降ってきました。
タイヤはもちろんスリック。ピットインの指示はなし。いろんなコーナーでコースアウトしてる人がいます。うひょひょ。
いっつも新東京サーキットで雨スリック選手権を開催してる僕にとっては超楽勝。1コーナーでFドリまで披露しちゃった。1コーナーで見てた人はラッキーでした。
ハイ!突っ込みすぎただけです。
その後は淡々とラップを重ね、6時半くらいに西村君に交代!
ここからは津川さんと平山さんも復帰するし、寝るぞ〜!!!
クラス8位→5位 総合22位→17位に浮上
ラストスティントにそなえて9時ごろに起こされたのかな?
西村君→平山さん→津川さんとつないで午前11時、ラスト4時間で僕の十勝最後の走行です。
そろそろブレーキとかはヤバイだろと思ったらまだまだ大丈夫。思ったよりタフだなこりゃ。
ミッションはさらに入りにくくなってるけど、ガリっと鳴ったりはしないから、しっかりとシフト操作すればまだまだ行けます。
ブレーキ節約のおかげで、パッド2回交換の予定が1セットで16時間まで引っ張れたから、残量に余裕あり。
最後はけっこうブレーキを使わせていただきました。
第2スティントから1秒アップの1分34秒台でラップし、自己ベストの1分34秒前半を連発しながら突っ走る〜。でも順位が何位かはわからない〜。何秒差かもわからない〜。
意識すると余計なことを考えちゃうから、集中するためにわざと教えないものなんですよ。
マシンはいたって快調、ブレーキのフィーリングも走行中に変化したりしないから、安心して安全に攻められます。ふと見ると、2コーナーに黄色と青のクルマが止まっていて、コース上がちょっとモクモクしてるようなしてないような…オイルだあ〜! つるつるつるつる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
SPOON号がエンジンブローして撒いたオイルに見事に乗ってやりましたよ。
オイルってね、滑るんだよ〜。
雪道をノーマルタイヤで走るくらい滑るんだから!
KUMHO号のミッションオイルにも乗ったけど、SPOON号のエンジンオイルのほうが滑るな。
コースアウトギリギリセーフで滑りが止まって、事なきを得たところで3回目のSC導入。
SPOON号は後半戦で乗るから、クラッシュじゃなくて良かった〜。
それにしてもオレが走ってるときにだけSCが3回も入ったり、雨が降って来たり、オイルの罠が張ってあったりするのはなんでだ。
次の周、SCに引き連れられてマッタリ走っていると、2コーナーがさっきよりもモクモクしているような…にゃにを〜!SPOON号が消火器の刑に!!
オレのクルマが燃えてる!(←違ウ)とひっくり返りそうになってしまいました。
SC明けのローリングスタート、完璧なタイミングで2台をパス! 久しぶりのレースっぽい瞬間でした。1台はインテで1台はランサーだったような気がする(笑)。
元カート乗りなんだからこれくらいの芸は出来ないとね。
午後1時半ごろピットイン、ゴールまで1時間半を残してAドライバーの西村選手に交代。
いろいろありましたが、無事に任務を終了しました〜!
西村君あとはよろしく!
津川さんと平山さんから「クラゴン、いい仕事したよ〜!」と握手を求められ、わけもわからず握手を返しながら「ところで今何位ですか?」。
だってホントに知らなかったんだもん。
クラス8位→5位 総合20位→17位に浮上。
仕事は果たしたけど、せっかくだから入賞したいな。
Day 4 The End of 24hours ⇒