Day 1



金曜日の前に、まず今回ジョイントしたKTパサージュレーシングチームのチーム体制からご説明しましょう。

bW2 エントリー名はKTパサージュベルノ宮城FK

Aドライバー:西村元希 Bドライバー:津川偉章 Cドライバー:平山勝雄 Dドライバー:クラゴン

津川さんと平山さんが共同オーナーで、津川さんは歯医者さん、平山さんはファイナンス業をされているバッキバキのプライベーターチームです。

プラスしてスーパー耐久シリーズ(以下S耐ね)初参戦のクラゴンという超ステキドライバーラインアップでした。

今年は記念すべき10回目の24時間レース。世界的に見ても、24時間なんてオトコなレースはそうそうあるもんじゃないから、そのレースに出られるのはドライバー冥利につきます。これまた10年ぶりのショートコース開催で、総合優勝は1000LAPに届くんじゃないかというオマケつき。気が遠くなるぜい。


 帯広空港に到着したのは金曜日の昼。今回は予選がなくて日〜月曜がレースだから、土曜も練習できてしまうのだ。最初の仕事は
クルマのパーツ撮り。自分でも何やってるんだかって気がするけど、VTECSPORTS編集部が忙しくて、十勝はひとり取材班! 違った。取材班じゃなくてドライバーだった。ま、走る予定もなかったしね。

夜はライトが命よ〜!  ごついライトが二つ  ドリンクのタンクです  メーターはノーマル


 まず平山さんが初めての十勝に慣れるためにラップを重ねて金曜は終了。となりの本郷さんチームがS2000二台体制で練習してるのから比べたらマッタリしすぎているほどマッタリしてました。でもこれもチームの作戦。練習しすぎると決勝で壊れるからね。レースは24時間が始まってからですよ。
 と思っていたら突然、金曜も夜間セッションが設けられたので走ることになりました! いえーい! 最初の話では練習は土曜だけだったので、監督の古澤さんに感謝感謝です。

 すっかり忘れてたけど、オレ十勝のコースもS耐仕様車も乗ったことありませんでした。最後にレーシングカーに乗ったのが4月のインテ高速ナラシ。そんな状況で知らないマシン、知らないコースを夜に攻略!!

 これってもしかして
イヂメだったのでしょうか。
 もしくは何かの
プレイの可能性も。

 そんなことはありませんが(笑)。この状況で走らせてもらえるってことは信用してくれてるってことです。たぶん。そんなこんなで夜の帯広、ではなくてサーキットにコースイン。実はすごーく楽しみにしていた夜間攻撃でしたが、思ったよりもずっと良く見えて
超ガッカリでした。別に昼間とそんなに変わらないじゃ〜ん。

これにはワケがあるんですよ。メンテ担当だったG-SPORTSのスぺシャル補助ライト(写真見てね)がバッチリとクリッピングポイントを照らしてくれてたんですわ。こういう細かいところが最初から出来ているのがガレージの実力です。立ち上がりは見えなくて3回くらいコースアウトしそうになったけどね。

         明るいよ〜ん        こんなカンジでおさまります。


それにしても昼間とあんまり変わらなくて、実は昼間からあんまりコースを見てないんじゃないかという疑惑まで浮上してきました。

十勝はね。似たようなコースは日本にありません。路面がフラットで縁石が低いから、クリッピングも立ち上がりもポイントがわかりにくいのがポイント。難易度は高くないんだけど、攻略法がなかなかみつかりませんよ。強いて言えば、いつでもどこでもタイヤの限界を使い切るようにってことだけど、それはどこもいっしょだし。進入から立ち上がりまできれいなラインを取って、教科書通りの走りをするのが一番いいと思います。僕はこういうコースは嫌いです。べつに苦手じゃないけど(笑)。


夜しか使わない補助ライトが珍しくて「すげー、ライトがついてる!」と感動していると、「ライトは最初っからついてるべ。」と、みんなにツッコマレテしまいました。

そりゃ、ヘッドライトは工事現場のオッサンのヘルメットにだってついてますよーだ。

久しぶりのレースでまだ油断があるな。



金曜は終了!


Day 2 saturday ⇒