ツインリンクもてぎが誇るアクティブ・セーフティ・トレーニングパーク(ASTP)を使用する稽古です。ASTPは安全運転教習コースのため、スポーツドライビングとは一見関係なさそうですが、高い安全性を活かして、普通のサーキットなら一発アウトの挙動を安全に体感して学習することができます。
|
ASTPオーバー対策編の指南
もてぎASTPでの稽古初開催からテーマとしてきた「タイヤの接地感を磨く」は、おかげさまで開催10回以上を数え、タイヤのグリップのメカニズムから実際の挙動まで、多くの弟子のみなさんにご支持をいただきました。ありがとうございました。
「タイヤの接地感を磨く」をさらに発展的な内容にしつつ、でも初参加の人にも役立つようにテーマ別にしました。
みんなオーバーステアって苦手でしょ。怖いと感じる人も多いかもしれません。というオレも今でこそ親方走見でズバッとヨーコントロールをしたり、カウンターを当てながらニュルのジャンピングスポットをクリアしたりしていますが、ワンメイクレースをやっていたときはオーバーステアのクルマって苦手だったんですよ。なぜかというと、オーバーステアはスピン=コントロール不能につながるから。どうにもならない可能性があるんだから、苦手でも怖くても当たり前のことなんです。
だがしかし! オーバーステアが怖いからといってゆっくり走っているだけではクヤシイじゃありませんか。それにオーバーステアに強くなれば、ちょっとプッシュして失敗してもコントロールできる可能性が上がるわけで、より大胆に攻めることもできるようになります。
そこで安全確実理路整然とした指南が必要なわけでございますよ。
ASTP必殺のスキッドリカバリー装置を駆使し、意図的にオーバーステア状態を作り出して対処する鍛練をします。オーバーステア、つまりリアが滑るとはどういう状態なのか、そしてどう対処すればいいのか。もちろんカウンターステアだけではなく対処できなかったときの対処もやりますから、完全初心者でもバッチリOKです。
このスキッドリカバリー時間を2時間に伸ばし、基本的に全員に親方走見をして、オーバーステアの実際のコントロールを体感していただく予定です。
そしてせっかくなので、アレをアレして自分でスピン状態に入るヨーコントロールまでやってしまおうかなと。ふふふ。
あとね、オーバーステアにはFFだからFRだからということは関係ありません。出やすいかどうかはあるけど、どんなクルマでもリアが滑ればオーバーステア。FFだってオーバーステアはちゃんと出ます。今の時代にFF=アンダーという間違った認識をしてる人はいないとは思うんだけど、いちおうってことで。
今回目指すはバッチリのオーバーステアコントロールですが、オーバーステアを安全に体感してもらって、いざというときにちょっとでも早く準備をできるようになるだけでも、プラスになることでしょう。。安全な低μ路のもてぎASTPですから、ヘルメットもグローブもサーキット用のブレーキパッドも不要です。一般道で事故を起こしたくない人、スポーツ走行に入門したい人にもバッチリ対応します!
|
車学入門車座
日本ではとかく練習量が重要視されます。確かに走ることは大切ですが、走るだけで上手くなるなら誰でもプロになれます。無理なチャレンジはお金がかかって効率が悪いだけでなく、危険な目にも遭うかもしれません。ドライビングとは、足で走れば時速30kmも出ない人間が、1トン以上の物体を高速でコントロールするという、とってもインテリジェントなスポーツです。この機会に「考えて乗る」を身に着けてみましょう。
|
時間割り |
稽古内容 |
09:30 |
ASTP内で集合、教室で受付開始 |
10:00〜10:50 |
稽古前説明&車学入門車座 オーバーステアのメカニズム
|
11:00〜12:00 |
オーバーステア体験 |
12:00〜13:00 |
昼休み |
13:00〜14:00 |
オーバーステアコントロール |
14:00〜15:00 |
せっかくなのでヨーコントロール |
15:00〜16:00 |
車学入門車座 対オーバーステア・ドライビング&セッティング術 |
16:00 |
稽古終了 解散 |
集合時間はクラゴン部屋トップページにアップします。この時間割は暫定版です。
当日の天候、スケジュールにより、予告なく変更する場合があります。 |
|
コースの詳細はツインリンクもてぎのホームページでご確認ください。
※エントリー、お問い合わせはクラゴン部屋で受け付けています。ツインリンクもてぎへのお問い合わせはご遠慮ください。
|
|