当然ながらクラゴン部屋の教習車として使うつもりだったので、速さよりも上達するクルマかどうかが最優先。素性がいいというと俗っぽいけど、チューニングをしなくてもちゃんと走ることも重視しました。もちろん自分の走るステージにあわせたチューニングはいいと思うけど、ノーマルじゃ話にならないようなクルマは、パーツをつけることで良くなるわけじゃなくて、もともと悪かったのがマシになってるだけ。チューニングに使う金があったら、メンテと走行料に回すほうが絶対に上達します。
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クルマ選びでいえば、維持費が安くて余計なことを気にしないでいっぱい走れるのもポイント。修復アリだから相場よりも15万円くらい安かったのもバッチリ。修復アリでも全く問題ないですよ。そんなこと言ったら、レーシングカーなんかみんな修復暦アリだし。ちゃんと直してあれば超お買い得車です。全体を見てシャキッとしてて、試乗してもなんとなく剛性感があって、ステアリングレスポンスがしっかりしてたから決めちゃいました。専門ショップお墨付きの程度です。買ってすぐにラジエーターから汁が出て、補償でエンジン関係が全部新品になったのもオイシイなあ。今となっては(笑)。
ウオーターポンプ、ラジエター、ホース類は交換済みで、古いクルマにありがちなトラブルが出ないようにもしています。どこか壊れると別のところも壊れるもんだしね。もう13年モノですが、特に困らされることなく走ってます。
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1年の熟成を経て、完全にヘタった純正Sスペシャルのサスに決別し、紆余曲折の末オーリンズに変更! オーリンズというとみんなサーキット仕様だと思うみたいだけど、コンセプトはあくまでも師範代。サーキットのタイムと師範代としての資質は相反するものなので、タイムをウンヌンしはじめると結局は中途半端になってしまうものです。
まずロールやピッチングが大きく出るようにすることで、自分のドライビングが挙動として出るが大切で、それでいて危険なアンダーやオーバーが出ないバランスにしているのがクラゴンスペシャルってところかな。エンジン関連のチューニングは基本的にナシ。ロードスターに乗ってエンジンに不満を言うのは、NSXに乗って狭いと文句を言うようなもんです。オトコはコーナリング勝負だぜ!
もちろんロードスターを速さの面で極めるのも面白いので、どこまでやるかは人それぞれ。ただし、ドライビングを磨くにはそれなりの流儀があるってことです。
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筑波で行ったデスト走行では、1分12秒94という完全にコンセプト通りのタイムをマーク(笑)! もちろんラジアルタイヤね。画像をクリックすると動画を見られるはずです。
挙動もほぼ完全にコンセプト通りで、アンダーもオーバーも出るんだけど挙動はあくまでもマッタリとマイルド。ピーキーだと結局は速度を落とすしかないので、攻めても安全なセッティングじゃないと、本当の練習にはならないのですよ。
ただ、クラゴン親方がマイカーを仕上げているということで、商売のことをすっかり忘れて完成時期は未定です。もーちょっと試したいことがあるので、しばしお待ちを。
タイムの呪縛から逃れられない人には乗って欲しくないアシです。 |
というのがクラゴン部屋師範代ロードスターの大まかなコンセプト。
別にロードスターが好きで買ったわけじゃなくて、いろんな条件の中で探したらロードスターだったってことです。
でもオープンけっこういいよ(笑)。 |
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ジムカーナ場のコース設定、稽古前のデモ走行、親方走見、パイロン運搬、もてぎASTP稽古レンタカー、クラゴン親方のドリフト練習(笑)などなど、大活躍中!
四季場所のサーキットのために其之壱inSSパークでは、弟子全員にクラゴン部屋ロードスターでの親方走見を行います。
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このロールがドライビングを磨くぜ!
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