2018年筑波夏之陣
午前中はジムカーナ場で基礎鍛錬→午後のサーキットで実戦編のとってもクラゴン部屋らしい実践的な稽古です。
「スポーツドライビング」とはクルマの限界を使うことです。ただスピードを出したり、サーキットを走ったりするだけでも楽しいんですが、マイカーを性能の限界で走らせることが、真のドライビングともいえます。そっちの方が楽しいし(笑)。
サーキットでいきなり限界を試すのは難しいし危ないので、まず安全なジムカーナ場で限界を知る。そして限界を知った状態でサーキットに行く作戦です。
サーキットのクラッシュは、その日の走行開始から5周以内が最も多いというデータ(クラゴン親方調べ≒だいたい)もありますので、質の高いウオームアップは上達はもちろん、安全にもつながります。
さらにコース1000のレイアウトがとてもイイんですよ。
1コーナーは旋回制動、2コーナーは旋回加速、3コーナーはフルブレーキ+ヘアピン、4コーナーは複合コーナー、バックストレートエンドの右は左右にGが入れ替わるコーナーで、そこから最終コーナーまではまたしても複合コーナーです。
ミニサーキットの全長で、ここまでバリエーションに富んだサーキットはなかなかありません。コース幅もミニサーキットの中では広いし、ジムカ場→コース1000の流れは、はじめてのサーキット走行にもオススメです。
サーキット経験が一切なくて、これからサーキットを走りたいなーと考えているみなさんは、ジムカ場やもてぎASTPの基礎編に2〜3回参加していただいて、それからこの筑波夏之陣にお越しいただくと最高です。
走行会なら50台、100台が当たり前の筑波1000で募集わずか15台です。クラス分けもナシでいっぱい(約1.5時間)走れます。そして今回はみんな苦手の(笑)最終コーナー特訓を行う予定です。天気など進行によっては特訓コーナーを変更する可能性があります。
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当日の鍛錬
具体的な鍛錬としては、午前中はまず定常円旋回。マイカーのコーナリングの限界を把握することです。コーナリングの限界がわかれば、どれだけ減速すればいいかがわかります。つまり、コーナリングの限界がわからないままサーキットを走っても、実はあまり意味がないです。
定常円をベースにラインを変形させたり、実際のコーナリングに近いJターンにしたりしていきます。
午後はコース1000に移動して最終区間特訓をやる予定です。
進入がちょっと怖い上にその先はどうやって走ったらいいかよくわからない。だからゆっくり走っているつもりなのに最終コーナーはコースアウトしそうになる、そんなことあるでしょ(笑)。
それほど難しい話ではないんですが、ちょっとしたコツでかなり走りやすくすることが可能です。
そして親方走見(いわゆる同乗走行)は全員に行う時間を作ります。クラゴン親方のドライビングを堪能してください。3年の悩みが3周で解ける…かも。コース攻略もセットアップも、ニュルのスーパードライビングを体感したい! という方も、もう何でもOKです。
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初心者のみなさんへ
↑にあるように、基礎鍛錬から入ってサーキットに行くので、サーキット経験の少ない、あるいはジムカーナ場などの経験はあるけどサーキットははじめてのみなさんにとってもチリバツの筑波之陣です。
ただ、やはりサーキットですので、スポーツ走行経験が完全にゼロだと、ちょっとリスクがあります。クラゴン部屋なら、サーキットのために其之壱やもてぎASTP稽古など、ジムカーナ場(とか)での練習経験があればOKです。とりあえず自力で走行会に行ってみて、1回でも無事に走れている人なら問題ないでしょう。遠慮なくエントリーしてください。
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■ドライバーの準備
・ヘルメット…BELL、Araiなど、信頼できるブランドのフルフェイス推奨。半キャップは不可です。
・グローブ…指の出ていないもの。ドライビンググローブではなく、レーシンググローブを探しましょう。
・長袖長ズボン…ケガを防ぐために、肌の出ない服装をご用意ください。レーシングスーツ推奨です。
■クルマの準備
・車検に通らない車高、音量のクルマは基本的に走行不可です。特に音量にはご注意ください。
・あまり爆音だと無線が聞こえにくくて損をするかもしれません。
・オイル交換、ブレーキパッドの残量チェックなどお忘れなく!
・できるだけトラブルが出ないように、事前のメンテナンスをオススメします。
・半年に1回、3か月に1回など、走行の頻度に応じて定期的にガレージメンテナンスを受けましょう。
・できるだけ満タンに近い状態でサーキットにお越しください。地元のスタンドは朝早いと開いていない可能性があるので、高速の最後のサービスエリアでの給油をオススメします。
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