GTの功罪


GT4やってる?

僕はニュルの練習にやってます(笑)。これまで全部持っていて、グランツーリスモをやるためにプレステを買ったと言っても過言ではありません。。

GT3だってコースはほぼ完璧だと思ったのに、GT4はさらにリアルになりました。特にオリジナルコースのゲームっぽさがなくなって、難しくなりましたね。

話題の実在コースも増えて大歓迎なんですが、なぜか実際に走るのよりコースが広く感じられるません? モテギの最終コーナーなんか特に。実際にはちょっと行き過ぎるとすぐコースアウトするトリッキーなコーナーなのに、ゲームではけっこうな勢いでアクセルを踏んでも大丈夫。たぶん数値的には合ってるんだろうけど、実際に使う「ライン」とそれ以外の「アスファルト」の区別がないから広く感じるんでしょう。詳しくはポルシェファンのバックナンバーで。

さて、練習しまくりのGTシリーズですが、ちょっと心配なことがあります。

それは、ここまでリアルだと「サーキットってこんなもんか」と思われないかってこと。確かに数値的には信じられないくらいの精度なんだろうけど、サーキットを走っているときのGや速度の感覚、体感はゲームでは絶対に味わえない、と断言してしまいましょう。

なんでわざわざこんなことを書くかというと、某サーキットで開催されたイベントの託児所で、グランツーリスモを真剣にやってる子供がいたから。窓から外を見ればホンモノのレーシングカーが爆音を上げて走っているのに、ゲームの方が楽しいなんて信じられません。

VTECSPORTS最新号を思い出してみると、「身体は頭ほど賢くない!」という所長の御言葉があったわけですが、ゲームをやってた子にとっては、ゲーム(=頭)で走ることがサーキットを走ることそのものだったのかもしれません。

実物とゲームの差を体感できない身体になっちゃったら悲しいよね。

もちろんGTシリーズからクルマに興味を持って、「免許取ったらGT−R買うんだ!」とか言ってくれるとウレシイし、そういう子が多いと信じてるけど、ゲームがリアルになればなるほどちょっと不安になってしまいます。

ゲームも楽しいけど、実際にサーキットを走るのはも〜っと楽しいぞ〜!!



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