中谷塾走行会in富士新ショートコース

Ｆ１開催に向けて工事中の富士スピードウエイです。

長いストレートは健在で、テクニカルなレイアウトながらも富士の雰囲気は残るそうな。日本のレースを支えてきた富士ですから楽しみです。

結局、旧コースではレースをする機会がありませんでしたが、これでドライバー全員が同じスタートラインということで、僕は大歓迎です（笑）。

別に経験があろうがなかろうが関係ないけどね。速いヤツはどこでも速いし。

で、新コースとジムカーナ場はもうオープンしてて、中谷塾走行会とあいなったわけです。
中谷先生、事務局長の金本さん、いつもいつもお世話様です。

なんとこの日はあの中谷選手のサブインストラクターとして仕事することになってました！　
ちょっと前はお金を払って教わりに来てた立場なのに、中谷さんと並んで教える立場になるから人生は面白い！

だけど、あくまでも「なってました」。どういうわけか中谷さんが腰と肋骨を痛めてて、起きられないほど重傷で走れなかったからインストラクターはオレひとり体制になってしまいました。

中谷塾の生徒さんってポルシェとかポルシェとかポルシェとか、イイクルマに乗っている人が多いので、いい経験になるからそれはそれでＯＫ。オレ、乗り放題！！

普通だったら「肋骨まで痛めるなんてどんなプレイしたんですか」とツッコムところですが、さすがに中谷さん相手にはまだ無理です。

３０度バンクにかこまれたショートコースは超テクニカル。

全長８００ｍ強、１周３０秒ちょっとのコースとは思えないほど走りがいがあります。ミニサーキットじゃなくて、ショートコースって表現がピッタリかな。

日光や筑波で走ってる人はイチコロでやられちゃうよ（笑）。

もともとはトレーニングコースとして設計されたそうなので、わざと難しいレイアウトなんだって。

特に難しいのがこの１～３コーナー。

オレのマイインテＲでは１コーナーに入りながら２速にダウン。２速８２００回転くらいだったかな。オーバーレヴさせない自信がない人は３速でしょう。

思いっきり下りのストレートからフラット～登りに変化する１コーナー。次はクリッピングポイントが見えないほどの下り２コーナーをバリバリにインカットして直線的に３コーナーへ。ＳＵＧＯのストレートと同じくらい登ってる３コーナーを立ち上がりると傾斜が減って荷重が抜けるというオマケつきです。

この時点で超難関っぽいよね。

そんな１コーナーをオレが走るとこの有様になります（笑）。

１コーナーをイン寄りに立ち上がれば、３コーナーに直線的に進入できて、そーすると裏のＳ字がラクチンで最終コーナーまで速いってことですな。

最終コーナーの速度が１コーナーの姿勢で決まるってのがまさにテクニカルコース！

というわけで富士の新ショートコースはクラゴン的にオススメ度９０点！！

伸び悩んでる人が行けば、さらに伸び悩むこと間違いなし！　すっごく練習になるコースだけど爽快感はないかもね。「筑波なんてチョロイぜ～」なんて思ってる人は、自分がチョロイことを思い知らされるでしょう。

だまされたと思って１回行ってみ！

翌、１２日も富士に居残ってジムカーナコースのＴＫくらぶ富士練習会を見学。１１日の夜は走行会の疲れか、夜９時半に寝てしまいました。小学生かオレ。

富士練習会はまだサーキットがコワイ人、基本的なマシンコントロールを練習したい人向けの。マシンコントロールをメインにガンガン走ります。

ただのアクセルターンからはじまって、定常的なドリフトまで、スタッフがつきっきりで教えるから、誰でも安心してクルマで遊べることでしょう。

ここを卒業してサーキットに来る人が多いから、オレとしても１回は見学しておかないとね。

実際にちょっとやらせてもらったんだけど、このアクセルターン（ＴＫくらぶ的にはエンカキといいます）が難しいんだ！　一定の円で定常的に回ろうとすると、ステアリングのコントロールだけでもダメ。アクセルのコントロールだけでもダメ。ステアリングとアクセルワークの連携が必要不可欠！

この細かいコントロールは、コーナリング中のアクセルとステアリングの関係にかなり近いです。サーキットってステアリングだけでもペダルだけでもダメじゃん。それってこーゆーことなんだね。

いぎなりドリフト定常円キメといたけど（笑）。

いろいろ楽しい富士ツアーでした。

いい夕日だったので写真でも。

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