近況報告



えー、S耐開幕まで1ヶ月を切りまして、ゆるトレーニングにスポンサー活動に、
カートにスキーにラヂコンにと奔走しております。後半は一見遊びに見えますが、全てがレースに向けてのトレーニングです。
クワッ!(っと目を見開く)

開幕戦のもてぎでピストン兄貴と組むのは決まってるんだけど、その後は更にいい条件でレースをするためにいろいろ相談してます。

もしかしたら、また予定変更があるかも。そうなったらゴメンなさい。

出られるかどうか、と言っていた去年からしてみれば、条件を良くするための話し合いなんて考えられなかったくらいですから、これも進歩したということでみなさん
ナマ温かく見守っていてください。よろしくお願いします。


ゆぎがあまりに強くてこの1枚だけ。

もともとF1ドライバーはスキーが大好き。オーストリア人のG・ベルガー(なつかし〜!)はもちろん、シューマッハだってオフにはスキーをやってる(よね?)し、チームとの契約事項に「スキー禁止」が入るほどです。

たぶん、スピードに対する手足や身体の操作感がクルマと近いんでしょう。このへんはあまり言葉にするとつまらなくなっちゃうからあんまり説明できないけど。

スキーをやってる人は「レーシングドライバーの感覚っちゅーのはコレかいな〜」と思いながら、スキーを楽しんでください。

オレはスノーボードはできないので、ボードはどうだかわかりません。


どこかに書いたと思うけど、僕は中学生〜高校生とタミヤグランプリに出ていたラヂコン出身ドライバー。実車の練習になるっていうのはちょっとわかりにくいかもしれないけど、ラヂコンで思う通りにコントロールできたら、自分が乗ったらもっと上手くコントロールできるよね!?

どこまでが「思うとおり」かっていうのが難しいんだけど、それを自分で適格に判断できれば「この運転でいいのか悪いのか?」を一発でわかるようになります。


カートは前に書いたからいいよね。


最後は「ゆる」。

VTECSPORTSのVol.10の『自動車体感研究所』に掲載されて大反響を得たのが「ゆる体操」です。まだゆるについて説明できるほど理解が深くないので、詳しくは運動科学総合研究所様のホームページをご覧ください。

あくまで僕なりの理解です。

「緊張しすぎて失敗した」ってよく言うじゃないですか。緊張した状態でパフォーマンスを発揮できないのは、みなさんよくわかると思うんですよ。

クルマになるとそれだけじゃすまないから、さあ大変! 強烈なスピード感やGに耐えながら正確な操作を要求されるってだけでもうダメだよね(笑)。

そこで、本来人間の持つパフォーマンスをフルに発揮できるようにするのが「ゆる」なんです。いや、できるようにするっていうのも正確じゃないな。ゆるくなれば勝手にパフォーマンスを発揮しちゃうという方が正しい。

そもそも、ドライビングが上手い人ほど余計な力を入れないもんでしょ? F1ドライバーなんかは時速300kmオーバーで余計な力を抜いて走れるんだから相当ゆるいよね。それをもっともっと深く追求していくものだととらえてもらうといいです。

去年のSUGOで一発カマした、初アタックポールポジションはまさにゆるの効果です。

ワンメイクレースから見たら、S耐みたいな大舞台では雰囲気に呑まれるといいます。それで舞い上がっていいところを見せようとしてクルマを壊したりしやすいんだって。実際にピストン兄貴も市嶋さんも、S耐経験のない僕を心配していろいろ考えてくれていました。

そんな緊張しやすい状況でも、ぶい〜んとポールポジションを獲っちゃうほどの身体の動きを作り出すのが「ゆる」なんですね〜。

「ゆる」は新しい健康法として広く注目を集めていて、健康雑誌、婦人誌、みのさんの番組にも採り上げられました。身体のことなのに、モータースポーツの世界ではほとんど知られてないのはちょっとねえ。

モータースポーツだってスポーツやってるんだから、もうちょっと身体のことに興味を持ってみると面白いですよ。


「ゆる」もカートもスキーもラヂコンも、全てはレースのため!

日常のほんのちょっとしたことでも、意識を高めるだけでトレーニングに早変わりです。

と、珍しく近況なんぞ書いてみましたがどうでしょうか? いつもゆるゆるトロトロでがんばっております。




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