2004年最後のあいさつ

photo by ABE MASAYA さすがにウマイぜ!

おかげさまで1年間ケガもなく無事に終えることができました。

レースはもちろん、クラゴン部屋、走行会のインストラクター、取材まで入れると週1回近くサーキットを走っている計算になります。

危ないことをやっているので、まず無事だったことをちゃんと確認しないとね。

2004年を上回る激動の2005年。

レースでは思ったとおりに行かないことが多かったですが、クムホタイヤモータースポーツさんとジョイントしたことで、ピストン/クラゴン組で1セットではなくて、ひとりのドライバーのクラゴンとして活動できたような気がします。

もちろんチャンスがあれば、またピストンさんとレースをしたいのは変わらないけど。ひとり立ちしたということで。

最終戦に関しては「ああしたらよかった」「こうしたらよかった」ということはありません。走りはもちろんだけど、病院も行ったり、可能な限り最大のパフォーマンスを発揮できるように努力して及ばなかったんだから、物理的に無理ってことです。

もちろんレースに対するアプローチは変えます。ただ、スタンスは変えません。このホームページが毒のないつまらない内容になることもありませんのでご心配なく。

レースをやる以上結果が出ないこともあるし、大クラッシュして病院に運ばれる可能性だってあるわけで、自分の考えとしてはそこまで含めてレースに取り組んでいます。

ただ、応援されるドライバーとしてどうあるべきか、ということは別にあります。自分で決めた条件がいろいろあるわけだけど、最終戦ではその条件をクリアできなかった。結果として自分を応援してくれる大切な人達につまらない思いをさせたことを大変申し訳なく思っております。

退院直後の身体の状態はひどいもんで、一般道の運転すら危なっかしい状態でした。退院直後だから、それでもちょっとは回復してます。実際のところ、病気のピークで予選アタックしてたわけで、クラッシュしないで良かった、というのが事実に一番近いところだったのかもしれません。

恐ろしいことに喉はまだ完治してません。あとは気道炎だけだから症状は軽いんだけど、完治予定はなんと2月です。

それでも去年のピストン兄貴のタイムを破ってるんだけどなあ。

今はゆるトレーニングによって着々とパフォーマンスを取り戻しつつあります。そう考えると、ゆるがなかったら選手生命の重大な危機でした。脱出したから言えるけど。

今大切なのは、一刻でも早くパフォーマンスを取り戻し、前以上のパフォーマンスを見せつけること。それが応援してくださるみなさんに応えることだと確信しております。

ここからは復活あるのみ。

まあ見ててください。


さて、2004年の柱はもうひとつ、クラゴン部屋があります。

ドラテクを教える場所が欲しいとは思ってましたが、今年からやるつもりは全くありませんでした(笑)。こういうのはタイミングと勢いが大切ですから。

クラゴン部屋が何でいいかっていうことをちょっとだけバラしちゃうと、まずオレが後天的に速くなったドライバーだということ。先天的に速いドライバーさんには、速く走る方法はわかっても、それを理論的に説明したり解説したり出来ない人が圧倒的に多いです。

最初っから速いんじゃなくて、速くなったからこそ伝えられることがあります。

走行中のクルマからクルマへ無線で指南したり、アクロバティックな方法を考えたりもしたけどね。マネできる人はやってもいいけど、自分が走りながら人の走りを直すなんてプレイは、そうそうできるもんじゃないから。

あとはスーパーバイザーに就任していただいた某所長のアドバイスが大きいです。

いくら後天的に速くとはいっても、オレだって人が3日かかるところを3周でクリアしたりしてるわけで、全員に通用する上達の方法を確立してるわけじゃありません。ドラテク鍛練場というよりも、レーシングドライバー育成講座になっちゃう。

そこを補完する稽古メニューを考えてくれるのが某所長なんですよ。
そのうち稽古にも登場していただくつもりです。例の衣装で(笑)。

あと、弟子のみなさんがかなり優等生というか、アドバイスを素直に聞いてくれる人ばっかりで助かりました。走行会だと、「金払ってるんだから好きに走らせろ」的な人もたまにいるけど(少ないけど)、クラゴン部屋はゼロ。

それだけドライビングの上達に関心があって、何か得て帰りたいという意識が非常に高いです。

しかも稽古の成果が出るのが速くて、こっちがビックリするほど上達した弟子が何人も。ほんのちょっとしたことで上達するのを確認したことと同時に、そのほんのちょっとしたことすら得られない現状もわかりました。

このへんを打破するのがクラゴン部屋の使命ですな。

初年度の目標だったオトコゼロを達成できたことも弟子のみなさんの協力が大きいです。
せっかく提携したレッカー屋さんの出番がありませんでした(笑)。

2005年は稽古のメニューをしっかり分類して、もっとわかりやすくするようにいろいろ考えてます。


まだいっぱいあるけどキリがないのでこのへんで。
2005年もみなさんにいいことがありますように。


1年間応援ありがとうございました。
2005年もよろしく!



弟子のみなさんには気持ち程度ですがお年玉を贈りました(笑)。


2004年12月31日21時13分
レーシングドライバー兼クラゴン部屋親方
クラゴン



今年お世話になった皆様です


運動科学総合研究所 様

MSF株式会社 様

株式会社 SPOON 様

MIKASA 様

クムホタイヤジャパン株式会社 様

株式会社 K&A 様

ペトロルブインターナショナル 様

株式会社 エンドレスアドバンス 様

J−WAVE 様

横浜ゴム株式会社 様

株式会社 ニューズ出版 様

VTECSPORTS編集部 様

自動車体感研究所 様

G−SPORTS 様

カーメンテナンス スカット 様

株式会社 MOVE 様

TKくらぶ 様

リンクサーキット 様

RF AOYAMA 様

高橋 毅 様 

WADA−Q 様



クラゴン応援団



柘植和裕 モンツァ会会長

モンツァ会 様

S2000in彩の国 様

専カメ改めノービス改めサンプル君 様

あざらし 様

つとむ 様

iyanaga  様

C-SYSTEM 様







BACK